創校の理念
ものづくりの明日を 拓く人材を育てる
理事長 吉野 康裕
本校は、昭和12年(1937)に、株式会社不二越の創業者・井村荒喜が事業を手がけるなかで、「社会の要求に応える技術者を養成する」という熱い思いから創立されました。「ものづくりの現場で自分自身の身に付いたものが本物の技術である」という信念のもと、実学を重んじる伝統は今日も受け継がれています。創立以来、技術の進歩を取り入れながら特色あるカリキュラムを編成し、少数精鋭による効果的な教育を展開してきました。本校の卒業生はこの教育理念を具現化し、広く産業界で活躍しています。 製造業のグローバル化が進み、世界のマザー工場として日本のものづくりの重要性が高まるなか、不二越を母体とする工業高校の強みを遺憾なく発揮し、ものづくりを志す若者の明日を切り拓く学校として、よりいっそう存在価値を高めてまいります。
ものづくりの技と心を磨き、人として成長する
校長 戸田 雅規
本校は、県内唯一の私立工業高校であり、全国でも数少ない企業系の高校です。創立以来、日本経済の基盤である「ものづくり」のための確かな技と創造性を身につけた信頼される人材を育てることを目標にしております。「創造・誠実・情熱」の校訓のもと、日本の経済とりわけ工業界に寄与する多くの人材を輩出してまいりました。一般教養はもとより、特に工業系の実習においては、母体企業の総合機械メーカである不二越からベテラン技術者を招き、現場で即戦力になれる人材教育を実施しております。ものづくりの理念を重んじた教育で、生徒一人ひとりの個性や才能を伸ばすことをめざします。 保護者の皆様には、生徒たちが一人の人間として成長していく姿を是非見ていただきたいと思います。特に高校生活のなかで学ぶ挨拶やマナー、他者への思いやりなどは、社会に出るときには大切な素養となり責任をもって指導してまいります。 中学生の皆さん、不二越工業高等学校で充実した3年間を送ってみませんか。私たちは、皆さんのやる気を全力で応援します。
校訓
教育方針
1.知識と技術の両面を磨く
理論に片寄らず、実地に即した実践的な教育を行う。
2.実習体験でものづくりの基礎を固める
実験実習を重視し、創造的な技術開発や応用の基礎となる理論を習得させる。
3.工業人はよき社会人でもある
生徒の個性に応じた教育を行い、判断力と情感豊かな良識ある人物を育成する。
4.健全な身体と心をはぐくむ
体育を奨励し、健康で、明朗な人物を育成する。
実践テーマ
1.最先端の教育
IT時代に対応した教育機器や、最新の実習設備
2.個性を活かす
一人ひとりの個性と志望を活かすカリキュラム
3.実践教育
株式会社不二越の協力による、実践的な授業
4.分かりやすく
目標達成まで、補習やマンツーマンのサポートも
5.バランスよく
知力、体力、情操のバランスの取れた教育
不二越工業イズム
ものづくりは、ひとづくりから
本校のものづくり教育は、意外かもしれませんが、挨拶や身だしなみといった礼儀作法の実践から始まります。社会人として当たり前のことがきちんとできる生徒たちの姿は、地域や企業からも高く評価され、信頼をいただいています。
毎日が技能塾
本校の母体企業である不二越のベテラン技術者が講師となり、実践的なテクニックだけでなく、ものづくりの心がまえや安全意識なども伝授します。限りなく現場に近い実習授業が自慢です。